●こんな症状はありませんか
以下の症状に心当たりがある方は噛み合わせ治療が必要かもしれません。
一度診察をおすすめします。
噛み合わせが悪くても中々自分で気付けません。
噛み合わせのわずかなズレが時間が経つにつれて少しずつ大きくなり、何らかの症状を招く場合もあるでしょう。
噛み合わせが悪くなってしまう主な原因には次のようなものがあります。
■くいしばり
■口呼吸
■指しゃぶり・爪噛み
■頬杖
■片側で噛む
■歯が抜けたまま
■治療中の歯を放置
■誤った咬合調整
噛み合わせ治療の効果は、お口の中以外にもさまざまな効果をもたらします。
正常な噛み合わせになることで筋肉や骨格のバランスがよくなり、全身の健康につながります。
子どもの歯列矯正は咬合誘導とも呼ばれ、正しいかみ合わせへの誘導のために行います。
子どもの時期に大人のかみ合わせを想定しながら、将来永久歯がうまくかみ合うような治療を行います。
かみ合わせの不調和は大きく分けて以下の二つが挙げられます。
①歯が原因のもの
②骨格(顎)が原因のもの
子どもの矯正の特徴は、後者の骨格的な原因の不調和を治療でしやすいことです。
大人になってからでは抜歯や手術を要するような症例でも、骨が柔らかい成長途中の子どものうちに治すことでより自然に症状を改善できます。
この数年、成人矯正をされる方が増えました。
子どもの頃に矯正ができなかったため大人になってから行うという方や受験などが一段落した大学生の患者さんが多いようです。
矯正治療をすることで笑顔に自信を持つことができ、よりいきいきとした社会生活をおくる方がたくさんいらっしゃいます。一方、成人になってからの矯正は本当にうまくいくのか、と心配される声も多いようです。
大人になってからでも矯正治療を受けることは十分にできます。
もちろん、骨格性の問題がある場合は、子どもの矯正よりも自由はききません。
しかし大抵の治療は子どもの矯正と変わらず行えます。
■補綴治療
欠損した歯が原因で噛み合わせのズレが起きている場合があります。
そこで、入れ歯やブリッジ、インプラント治療などの捕綴(ほてつ)治療を行うことで、噛み合わせを正常な状態に戻します。
■スプリント療法
「スプリント」とはプラスチック製のマウスピースです。
この器具を歯に被せ、噛み合わせのズレを少しずつ修正していきます。
スプリントの装着は就寝中のみですので、日常生活での負担が少ないこともメリットの一つ。
また、歯ぎしりや噛みしめ癖の予防としても有効です。
■仮歯による咬合調整
正しい噛み合わせに近づけるため、必要に応じて仮歯を装着したり、被せ物を取り付けたりして歯列を調整することがあります。
その状態で生活していただくことで、噛み合わせが正常になる可能性があります。
■咬合誘導
乳歯から永久歯に生え替わる時期(6~12歳ごろ)のお子様には、歯並び・噛み合わせが悪くならないように誘導する治療(咬合誘導)も選択いただけます。
これから生えてくる永久歯のスペースを確保し、できるだけ正しく整列するように誘導することで、スムーズな噛み合わせを実現できます。
■部分的な矯正(MTM)
MTM(小矯正)とは、1~数本程度の部分的な歯列矯正です。
歯列全体を対象にする一般的な歯科矯正と比べて短期間で効果が現れやすく、費用を抑えることが可能です。